非常勤で働く人が多い理由

ホームヘルパーとして在宅介護を担っている人の大半は非常勤で働いています。統計的には8割以上が非常勤というデータもあり、主婦をはじめとして時間の都合から仕事をしやすい働き方を求めている人が担い手として多くなっているのが特徴です。そのため、ホームヘルパーとして働くことを目指す人は給料の高さよりも仕事のしやすさを優先する傾向があります。訪問介護の仕事は、利用者が指定した日時に要求された介護サービスを提供しに家庭を訪問するのが基本です。訪問介護施設の運営方針によって、いつ働くのかについての決め方には違いがありますが、介護サービスを求められている日時のリストから自分が働けるときを選んで希望を出し、それが採用されたら現場に行って介護を行うという仕組みを採用していることが多くなっています。

現場によっては専属する利用者を決定し、利用者やケアマネージャーと相談しながら訪問する日時を適宜決めていくという形を取っていますが、どちらの場合にも私生活の都合を優先しやすいのが特徴です。リストから選ぶ場合には自分の都合が良いタイミングで働けば良く、専属先が割り当てられる場合には利用者と交渉して次の訪問日時を決めれば良いでしょう。このような形で働く日時を柔軟に決めやすい待遇を与えられているため、給料はやや低くても良いと考えて働いている人が多いのが特徴です。ホームヘルパーとして働くことを考えているときには、自分の望む働き方に合っているかを確認するのが大切になるでしょう。